今日読んだ本2 『ニートの歩き方』
どこぞの旅行ガイドブックのような名称でとっつきやすい。
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者のphaさんは現役の日本を代表するニートで、その考え方は非常に参考になった。
一見するとニートの存在を肯定するような内容だが(私もその点は大肯定である)、この本の有用なところは、ニートになった後、どのように生活すればいいのかを具体例、体験例をちりばめて書かれているところだ。
今やインタ―ネットを活用することで大方の問題は解決できることや、社会(コミュニティ)とはゆるく付き合うなど、なるほどと思う部分が多い。
ただ、社畜の人が見ればイライラする内容だとも思った。
「だるい」という言葉を連発していたり、ベーシックインカム導入に賛成の点などは特に反感を買いやすいだろう。
だが、イライラするということは、おそらくその人自身がそこに問題意識を抱えているということであるので、この本はそんな人にこそ読んでもらいたい本だとも思った。
賛否両論あると思うが、彼のような人がもっと増えれば日本は息苦しくなくなるだろうな。
脱閉塞感のためには必要な考え方。